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Ciscoのリンクアップ確認方法|show interfaces statusとログの見方

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Ciscoのリンクアップ確認を初学者向けに解説。connected・up/downの意味、確認コマンド、速度とduplex、ログ、ケーブルと光、復旧後の通信確認を説明します。

ここからは、記事でゆっくり確かめましょう。図や操作の例を見ながら、気になるところから読み進めてください。

ケーブルのLEDが点いたら、もう通信できるのでしょうか。リンクアップで分かるのは、まずその接続区間が成立した状態です。必要なVLANやIPの転送、アプリの成功は、その先で確かめます。

図のSW1 Gi1/0/1とSW2 Gi1/0/24を一組として、一覧、詳細、ログを読みます。Ciscoの出力は機種やOSで違うので、ここでは対象ポートをそろえて読む手順を押さえましょう。

SW1 Gi1/0/1とSW2 Gi1/0/24をケーブルで接続し、両端状態と光のTx-Rxを照合する物理構成図
物理構成図:両端のポートとケーブルを照合します。下の光図の矢印はTxから対向Rxへの光の向きです。 タップで拡大できます。IP・数値は説明用です。

一覧・詳細・ログを、同じポートで見る

show interfaces statusは、複数の口から対象を探す一覧です。PortのGi1/0/1を図のSW1へ対応させてから、詳細のshow interfacesで同じ口を読みます。show clockも残すと、後で対向の記録と時刻を比べられます。

例のconnectedとis up, line protocol is upからは、現在リンクが成立していると読めます。Nameのto-SW2は説明欄です。古い名前が残る場合もあるので、接続相手は図や配線と照合します。

用語の補足:インターフェースとポートは同じ?

ここでは機器の接続口を指しています。GigabitEthernet1/0/1などの名前で対象を指定します。機器には仮想的なインターフェースもあるため、図と実機の名前を対応させて読みます。

show clock
show interfaces status
show interfaces GigabitEthernet1/0/1
show logging
説明用の抜粋:
Port      Name       Status       Vlan   Duplex  Speed  Type
Gi1/0/1   to-SW2     connected    trunk  a-full  a-1000  10/100/1000BaseTX

GigabitEthernet1/0/1 is up, line protocol is up

Duplexは送受信方式、Speedは成立した速度です。fullは同時に送受信する全二重。a-full、a-1000のaは、この例では自動交渉による値を示します。Typeに1000とあっても、それだけで実際の速度を決めず、Speedや詳細を読みます。

「設定がauto」と「1000/fullで成立した」は別の情報です。相手側も同じ時刻に取得し、想定の速度と方式でつながったかまで比べると、LEDだけより具体的に状態を説明できます。

connected・notconnect・disabledを分ける

Statusは、次に調べる入口です。notconnectなら、対向の電源や配線、相手の停止設定が候補です。disabledなら、設定で止めている理由を調べます。最初にこの違いを分けると、関係のない部品交換を減らせます。

err-disabledなら、機器が検出した異常で停止しています。ケーブルを挿し直す前に、ログから停止理由を探します。保護が働いた原因を残したまま戻すと、再停止することがあります。

表示 最初に確認するもの
connected VLAN、trunk、STP、経路など転送条件
notconnect 対向電源、配線、モジュール、相手のshutdown
disabled 対象ポートのshutdown設定と停止理由
err-disabled 保護機能の理由と発生ログ

connectedは調査の終点ではありません。成立速度が想定より低い、違うVLANを使っているなど、リンクが成立したまま通信に影響する違いもあります。表の次の確認へ進めます。

up/downのように物理側とline protocol側が違う表示もあります。意味は接続口の種類や製品で変わるため、downという一語だけで断線と決めません。まず対象の表示を保存し、その機器の仕様に沿って読みます。

リンクの変化は、ログの時刻で追う

一覧は今の状態、ログは過去の変化です。今connectedでも、数分前に何度も切れていたなら、利用者の「ときどき止まる」と対応するかもしれません。対象ポートのup/downと症状の時刻を並べます。

下の%LINKと%LINEPROTOは、それぞれの状態変化の例です。数字の3や5はログの重大度を表し、OSIの第3層や第5層という意味ではありません。

説明用ログ:
%LINK-3-UPDOWN: Interface GigabitEthernet1/0/1, changed state to down
%LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface GigabitEthernet1/0/1, changed state to down

短い間隔でupとdownを繰り返すことをlink flapと呼びます。SW1だけでなくSW2の同じ時間帯も見ると、両側で起きた変化と、片側の記録だけの違いを比べられます。

古いupの記録だけを見て「つながっている」と判断しないよう、現在の出力とログを組み合わせます。電源や配線を変えた時刻も残せば、その操作とリンク変化が対応するかを追えます。

片側だけではなく、両端の配線と設定を見る

配線を触る前に、SW1のどの口がSW2のどの口へつながるかを特定します。パッチパネルを挟むなら、その位置も追います。別の口を調べていると、設定が正しく見えても原因へ近づけません。

対象が決まったら、両端の電源、ケーブルの挿入、対応部品、停止設定、速度、duplexへ進めます。片側の設定だけを固定すると、相手との条件をかえって崩す場合があります。

用語の補足:duplexって何?

送受信の方式です。fullは同時に送受信できる全二重、halfは片方向ずつの半二重です。両端の設定値だけでなく、実際に成立した動作値も確認します。

順番 確認 次の判断
1:対象 構成図とポート名、パッチ位置 別ポートを調べていないか
2:物理 両端の電源、配線、挿入状態 抜け、損傷、誤配線
3:設定 shutdown、speed、duplex 両端の設定と成立値の差
4:部品 対応ケーブル、SFP規格、波長、光極性 規格不一致や部品異常
5:変更後 同条件のshow、ログ、業務通信 再発と転送の正常

部品交換で確かめるなら、正常と分かっている部品を使い、一度に一つ変えて結果を残します。ケーブルとモジュールを同時に替えると、どちらが効いたか分からなくなるためです。

変更前の設定・動作値・ログを保存し、変更後も同じ口と条件で取り直します。単に「直った」より、どの変更で何が変わったかが分かれば、再発時に同じ調査をやり直す負担を減らせます。

光接続は、送信と受信を両側で比べる

光は、一方のTx(送信)から相手のRx(受信)へ届きます。逆方向も同じです。SW1が送光していても、その光がSW2へ入っているか、SW2からの光が戻るかは別に見ます。

図の矢印は光路の向きです。パケットの順番を表す時系列ではありません。送信と受信の接続に加え、モジュールの規格や波長、SMF/MMFというファイバーの種類が合うかを照合します。

対応機種での確認例:
show interfaces transceiver detail
show interfaces GigabitEthernet1/0/1

DOMは対応する光モジュールの診断情報です。show interfaces transceiver detailなどで、送光・受光をdBmの値として見られる場合があります。片側の数値だけでなく、相手側との対応を読めます。

合否の範囲は対象モジュールの閾値と仕様に合わせます。全SFPに共通の数値を決めて当てはめるものではありません。受光が期待と違えば、接続、規格、途中の光路を調べるための材料になります。

仕様の確認:Cisco:Catalyst 9000のPort Flap調査。

upの後は、VLANから実際の通信へ進む

リンクがupになったら、LAN内でデータを転送できる条件へ進みます。VLANはLANを分ける仕組みで、trunkは複数のVLANを運ぶ接続です。必要なVLANがその口を通るかを読みます。

STPはL2のループを防ぐ仕組みです。そのため、リンクが成立した口でも、転送しない状態になることがあります。show … switchportとshow spanning-tree …は、この先を調べる確認例です。

L2スイッチポートの確認例:
show interfaces GigabitEthernet1/0/1 switchport
show spanning-tree interface GigabitEthernet1/0/1 detail

L2の条件を確かめたら、IPの到達と目的のサービスを試します。リンクアップだけで済ませず、最初に使えなかった操作が成功するかまで戻ると、利用者の困りごとに対する結果を説明できます。

記録では「SW1 Gi1/0/1とSW2 Gi1/0/24が1000/fullで成立」と、対象の両端を示します。そのうえでVLAN、再発ログ、業務通信の結果を添えます。つながった区間と、確認できた通信を対応させて残しましょう。

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