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インフラエンジニア転職の勉強方法|Linux・ネットワーク・AWSの学習順

「CCNAから始めればいい?」「LinuxもAWSも全部必要?」。未経験から勉強を始めると、学ぶものの多さで迷いやすいと思います。最初から全部を同じ深さで学ぶ必要はありません。

まずはネットワークとLinuxの基礎を学び、小さな環境で実際に動かしてみる。その後、目指す求人に合わせてAWSなどへ広げると、用語だけを覚える勉強になりにくくなります。この記事では、応募準備までの順番を整理します。

最初に、目指す仕事と今の知識を確認する

インフラエンジニアには、ネットワークを扱う仕事、サーバーを扱う仕事、クラウド環境を扱う仕事があります。求人に書かれた技術が違えば、勉強にかける時間も変わります。

たとえばネットワークの監視・運用を目指すなら、IPアドレスや通信の流れを重点的に。Linuxサーバーの運用を目指すなら、ファイル操作、権限、ログの読み方も早めに触りましょう。

仕事内容がまだ想像できなければ、未経験からインフラエンジニアを目指す記事で、監視・運用・構築の違いを先に確認してください。

① ネットワークは「通信が届く道筋」から学ぶ

最初の目標は、PCからWebサイトへアクセスするとき、何が起きるかを自分の言葉で説明できることです。次の用語を、役割とセットで覚えてください。

最初に理解したいネットワークの用語
用語 まず押さえる役割
IPアドレス ネットワーク上で通信相手を識別するためのアドレス。
サブネット IPネットワークを分けた範囲。どこまでが同じネットワークかを判断するために使います。
デフォルトゲートウェイ ほかのネットワークへ通信するときの、通常の出口。
DNS Webサイト名などの名前から、接続先のIPアドレスを調べるしくみ。
TCP・UDP/ポート番号 通信の進め方と、端末内で通信を受け取るサービスを区別するための情報。

用語を読んだら、自分のPCの設定画面やコマンドでIPアドレス、ゲートウェイ、DNSを見てみます。さらに、pingで応答を確認し、名前を調べるコマンドと比べてみましょう。

② Linuxは、基本操作と「動かないときの確認」をセットにする

Linuxは、サーバーでよく使われるOSです。OSは、機器やアプリケーションが動く土台となるソフトウェアのこと。初めて触るなら、学習用の仮想マシンから始める方法があります。仮想マシンは、1台のPCの中に作る、別のコンピューターのような環境です。

最初は、ファイルの場所を移動する、内容を見る、コピーする、編集する、といった操作からで大丈夫です。続いて、ユーザーと権限、サービスの起動・停止、ログの読み方へ進みます。

  • ファイル操作:今いる場所と、編集するファイルを確認できる。
  • 権限:そのユーザーがファイルを読めるか、変更できるかを確認できる。
  • サービス:Webサーバーなどのプログラムが起動しているかを確認できる。
  • ログ:いつ、どこで、どんなエラーが出たかを探せる。

基本操作の教材には、LPI-JapanのLinux標準教科書があります。読むだけで進めず、教材の演習を実際に試し、結果をメモしてください。

③ 小さなWebサーバーを作り、ネットワークとLinuxをつなぐ

別々に覚えた知識は、1つの環境を動かすとつながります。たとえば学習用LinuxにWebサーバーを入れ、自分のPCのブラウザーからページを表示する実習です。

構成は「自分のPC → 学習用Linux → Webサーバー」で十分。どの機器へ、どのポート番号で接続しているかを書き出します。画面が表示できたら、サービスを停止するなど、学習用環境の中で条件を1つだけ変え、結果を比べてください。

「ブラウザーに表示されない」という同じ症状でも、サービスが停止しているのか、通信が届いていないのかで確認する場所は違います。変更した点、予想した結果、実際の結果、戻し方を残すと、障害の切り分けを練習できます。

④ AWSは、基礎を置き換えながら学ぶ

AWSは、サーバーやネットワークなどをクラウド上で利用できるサービスです。学習では、まず「Linuxサーバーに接続する」という小さな目的から始めると、サービス名の暗記に偏りにくくなります。

仮想サーバーのEC2、ネットワークのVPC、通信の許可を設定するセキュリティグループ、操作権限を管理するIAMなどを、先ほどの実習と対応させます。「何を置く場所か」「どこへの通信を許可したか」「誰が操作できるか」を説明できるようにしましょう。

実際にAWSを使う場合は、作成するものの料金と、使い終わった後の削除方法を先に確認します。無料枠があることだけを理由に、すべて無料だと思って進めないでください。AWSを使わない求人を目指すなら、応募前にここまで全部終えることを条件にする必要はありません。

資格の勉強と実習は、同時に進めてよい

CCNAは、ネットワークの基礎を体系的に学ぶ選択肢です。Ciscoの公式案内で学習範囲を確認し、教材の説明と設定・確認の実習を組み合わせます。Linux中心の求人なら、LinuCなどの学習範囲も参考になります。

「資格を取ってから、初めて機器を触る」と分けなくて構いません。サブネットを学んだらアドレスを計算する。ルーティングを学んだら、通信先に合う経路を確認する。範囲ごとに小さく試すほうが、あとで説明しやすくなります。

学習の進め方の一例。期間は生活と理解度に合わせて調整します。
順番 取り組むこと 次へ進む目安
最初 通信の基礎とLinuxの基本操作 設定やコマンドの結果を見て、役割を説明できる。
次 小さなWebサーバーの実習 表示の確認と、動かない場合の確認記録がある。
その後 求人に合う資格・AWSなど 求人で求められる内容と、未学習の内容を分けられる。
応募準備 学習記録と仕事内容の照合 何を自分で試したか、何をまだ経験していないかを話せる。

学習記録を残し、求人選びへ進む

残すものは、立派な作品集でなくても構いません。構成を描いた図、設定した内容、確認方法、困った点と直し方の4つがあれば、学んだ内容を振り返れます。

面接では「AWSを勉強しました」だけでなく、「学習用サーバーを作り、接続できないときに通信設定とサービスの状態を分けて確認しました」と話せると、取り組みが伝わります。自主学習は自主学習として説明し、実務経験と混ぜないことも大切です。

準備できた内容を整理したら、求人票で確認したい仕事内容・研修・配属条件へ進んでください。未経験向けの仕事内容の解説と見比べると、入社後の仕事を想像しやすくなります。

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