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SNATとDNATの違い|送信元・宛先IPの変換を構成図で解説

SNATはパケットの送信元IPアドレス、DNATは宛先IPアドレスを変換します。社内PCから外部へ出る通信はSNAT、公開IP宛の通信を内部サーバーへ渡す場合はDNATが代表例です。

本文では変換前後の送信元・宛先を構成図と表で比べ、PAT・ポートフォワードとの関係、戻り通信の変換、FWポリシーがNAT前後のどちらを見るかを製品別に確認する理由を説明します。

この記事でわかること

  • SNATとDNATの違い|変換するIPアドレスが異なるには?
  • 構成図で比較するSNAT・DNATの変換前後では何を確認する?
  • NATログと変換テーブルはどう確認する?
  • SNAT・DNATで起きやすい設計ではどんなミスが起きやすい?

Xの元ポスト

SNATは送信元IP、DNATは宛先IPを変換し、外部接続やサーバー公開で使うと整理したポスト。

SNATとDNATは何が違う?

SNATは通信の送信元IP、DNATは宛先IPを変えます。変換の前後で、クライアント、NAT装置、サーバーの各観測点が見る送信元・宛先は異なります。そのため、構成図に変換前後の4タプルを明記します。

けんと@設計構築チャンネル
けんと@設計構築チャンネル
DNATを追うときは、変換前後の送信元・宛先・ポートを通信方向ごとに表へ分けます。packet captureとログがどちらの値を記録するかも併記すると迷いません。

SNATではIPがどう変わる?

実務の開始点は「policyとNATの処理順を製品資料で確認」です。社内PC 10.0.0.10が外部へ出るSNATと、203.0.113.10:443を内部10.0.0.20へ公開するDNATを上下に並べると、変わるフィールドが明確になります。 その結果を該当するshow出力やpacket captureで確認します。期待値には、試験証跡には変換前後のIPとポートを両方残す。

policyとNATの処理順を製品資料で確認について、実施条件・結果・採否理由を記録します。試験証跡には変換前後のIPとポートを両方残す。 口頭説明に頼らず、次のレビューで同じ条件を照合できます。

SNAT DNAT 違いの重要ポイント
確認軸 実務で押さえる内容
ポイント1 SNAT後は外部サーバーから変換装置のIPが送信元に見える
ポイント2 DNATは外部公開IPへの通信を内部サーバーへ転送できる
ポイント3 PATはIPに加えてportも変換して1つのIPを共有する
ポイント4 戻り通信にはNAT tableまたは静的変換が必要
ポイント5 FW policyとserver logでは観測するアドレスが異なる場合がある

用語だけでなく、packet flowと観測点に置いて確認します。

SNAT DNAT 違いの案件チェックリスト
確認対象 判断基準 残す証跡
source IP SNAT後は外部サーバーから変換装置のIPが送信元に見える source IPで差分が出た観測点と時刻を保存
destination IP DNATは外部公開IPへの通信を内部サーバーへ転送できる policyとNATの処理順を製品資料で確認
static NAT PATはIPに加えてportも変換して1つのIPを共有する 変換tableと経路・ACLを取得
PAT 戻り通信にはNAT tableまたは静的変換が必要 実通信で変換後のsrc/dst/IP/portを観測
port forwarding FW policyとserver logでは観測するアドレスが異なる場合がある NAT log・FW log・server logを時刻で突合

ブラウザアクセス、サーバー公開、LB配下の3例を扱う。という観点を、レビューと試験へ反映します。

構成図で比較するSNAT・DNATの変換前後では何を確認する?

SNATで送信元IPが変わる通信とDNATで宛先IPが変わる通信を比較した構成図
SNATは送信元、DNATは宛先を変換します。変換前後のIPアドレスとportを並べると、NAT table、FW policy、logの確認点が明確になります。

障害調査では往路だけでなく、戻り通信が同じNAT装置を通るか、session tableに対応する変換エントリがあるかまで確認します。

SNAT・DNATとは:SNATは主に送信元IPを変換し、DNATは主に宛先IPを変換します。社内端末の外部接続、公開サーバー、ロードバランサーなどで通信の見え方を変える技術です。

構成図ではsource IPの入力点と出力点を示し、該当するshow出力やpacket captureで実装状態を確かめます。関連する観点として、試験証跡には変換前後のIPとポートを両方残す。 ここまで追うと、用語とpacketの動きがつながります。

再確認に必要なのは、変換前のsrc/dst/IP/portを固定の証跡です。試験証跡には変換前後のIPとポートを両方残す。 口頭説明に頼らず、次のレビューで同じ条件を照合できます。

けんと@設計構築チャンネル
けんと@設計構築チャンネル
DNATの切り分けでは、変換テーブル、session、ACL、サーバーログの時刻をそろえます。別時刻の記録を並べると、同じ通信を追っているつもりでも判断がずれます。

(出典:www.rfc-editor.orgの参照資料(公式・一次情報))

SNATは送信元IPアドレスをどう変換する?

SNATはpacketの送信元IPを変換します。社内端末がInternetへ出る構成では、private IPをglobal IPへ変換し、戻りpacketを元の端末へ対応付けます。確認時は変換前の送信元、変換後address、outbound interface、戻りsessionの4点をNAT tableとpacket captureで照合します。

DNATは宛先IPアドレスをどう変換する?

DNATで変わるIPの確認基準:DNATはdestination IPやportを公開addressから内部serverへ変換します。戻り通信で逆変換が成立することも確認します。

DNATではIPがどう変わる?

そこでstatic NATを観測点にし、「SNATは内部→外部でしか使わないと断定」という判断を避けます。別装置のlogやcaptureでは、試験証跡には変換前後のIPとポートを両方残す。 複数の観測点を使うと、片側だけを見た誤判定を防げます。

変換tableと経路・ACLを取得の完了判定を、取得した値と判断理由で示します。試験証跡には変換前後のIPとポートを両方残す。 変更後の差分や再発時の比較基準として使える記録になります。

けんと@設計構築チャンネル
けんと@設計構築チャンネル
DNATの試験は、往路の変換だけで終えません。戻り通信とsession timeout後の再接続まで見ると、一時的な成功と継続利用できる状態を分けられます。
SNATとDNATを上下に並べ、変換前後のIPを色分け
  1. STEP 01Inside Local
  2. STEP 02SNAT/DNAT装置
  3. STEP 03Inside Global
  4. STEP 04Outside Server

社内PCからインターネットへ接続するSNATの具体例は?

社内PCの外部接続:戻り通信にはNAT tableまたは静的変換が必要。

社内PCの外部接続では何を確認する?

構成図ではPATの入力点と出力点を示し、該当するshow出力やpacket captureで実装状態を確かめます。関連する観点として、FW policyとserver logでは観測するアドレスが異なる場合がある。 ここまで追うと、用語とpacketの動きがつながります。

実通信で変換後のsrc/dst/IP/portを観測について、実施条件・結果・採否理由を記録します。試験証跡には変換前後のIPとポートを両方残す。 変更後の差分や再発時の比較基準として使える記録になります。

実config・確認コマンド例
ip nat inside source list 10 interface GigabitEthernet0/2 overload
ip nat inside source static tcp 10.0.0.10 443 203.0.113.10 443
show ip nat translations

外部から公開サーバーへ接続するDNATの具体例は?

公開サーバー:FW policyとserver logでは観測するアドレスが異なる場合がある。

公開サーバーでは何を確認する?

実務の開始点は「NAT log・FW log・server logを時刻で突合」です。期待値には、SNAT後は外部サーバーから変換装置のIPが送信元に見える。

NAT log・FW log・server logを時刻で突合の完了判定を、取得した値と判断理由で示します。試験証跡には変換前後のIPとポートを両方残す。 第三者は同じ入力と期待値を使って結果を追試できます。

静的NAT・PAT・ポートフォワードとはどんな関係?

静的NAT・PATの確認基準:PATは複数端末の通信を1つまたは少数のglobal IPへ集約し、portを含むtranslation tableでsessionを識別します。

そこでreturn trafficを観測点にし、「NATをセキュリティ機能と断定」という判断を避けます。 複数の観測点を使うと、片側だけを見た誤判定を防げます。

試験証跡には変換前後のIPとポートを両方残す。 口頭説明だけにせず、構成・操作・出力を対応付けてレビュー可能にします。

代表コマンドと判断目的
コマンド・config 確認すること
show ip nat translations 現行の状態・counter・関連設定を変更せず確認
ip nat inside source list 10 interface GigabitEthernet0/2 overload 設計値をconfigへ反映し、show出力と実通信で確認
ip nat inside source static tcp 10.0.0.10 443 203.0.113.10 443 設計値をconfigへ反映し、show出力と実通信で確認

対象機器・VRF・interface・取得時刻と一緒に保存します。

戻り通信でNAT変換が元に戻るのはどういう仕組み?

NAT装置は変換時に、変換前後のIP・ポート・プロトコルを対応付けたtranslationまたはsessionを保持します。戻りパケットがその対応条件に一致すると、宛先または送信元を元の値へ戻して内部へ転送します。エントリがタイムアウトした、戻りが別のNAT装置へ流れた、ポートまで一致しない場合は復元できません。障害時は変換表、経路、セッション、両側キャプチャを同じ時刻で確認します。

戻り通信:戻り通信にはNAT tableまたは静的変換が必要。

戻りではどんな通信が発生する?

関連する観点として、PATはIPに加えてportも変換して1つのIPを共有する。 ここまで追うと、用語とpacketの動きがつながります。

FWポリシーでNAT前・NAT後のどちらを見る?

FWがNAT前とNAT後のどちらのアドレスをポリシー照合に使うかは、製品と処理順で異なります。一般論で決めず、対象バージョンの公式資料、ポリシーマッチのカウンター、NATセッション、キャプチャで確認します。

FWポリシーでは何を確認する?

誤判断を防ぐレビュー観点
避ける判断 代わりに確認すること
SNATは内部→外部でしか使わないと断定 SNATは内部→外部でしか使わないと断定の対象、取得時刻、現行値を記録し、設計値または正常時と照合
NATをセキュリティ機能と断定 policyとNATの処理順を製品資料で確認

禁止事項だけでなく、正しい確認行動まで手順化します。

NATログと変換テーブルはどう確認する?

「NATログ」は、show ip nat translationsを実行する前に正常値を決めてから行います。確認項目は次のとおりです。戻り通信にはNAT tableまたは静的変換が必要。

開始点は「実通信で変換後のsrc/dst/IP/portを観測」です。出力には対象機器、VRF・VLAN・interface、取得時刻を添え、構成図や対向機器の結果と照合します。

想定と違っても、その場でclearや設定変更はしません。試験証跡には変換前後のIPとポートを両方残す。 この順序なら、作業前後で同じ条件を比較できます。

関連する仕組みをどの順序で確認する?

SNAT・DNATで起きやすい設計ミスは?

変換前・後のアドレスをACL/FWで取り違える、戻り経路がNAT装置を通らない、PATのポート競合、公開先サーバーのデフォルトゲートウェイ違いが代表例です。テストではセッションと両方向のログを照合します。

設計ではどんなミスが起きやすい?

現場では「NATをセキュリティ機能と断定」という早合点を避け、社内PC 10.0.0.10が外部へ出るSNATと、203.0.113.10:443を内部10.0.0.20へ公開するDNATを上下に並べると、変わるフィールドが明確になります。 変更前に対象、取得時刻、直前変更を記録し、再現条件を崩さないことが確認が欠かせません。

確認は「NAT log・FW log・server logを時刻で突合」から進めます。該当するshow出力やpacket captureでPATの期待値と実測値を比べます。さらに別の証跡では、SNAT後は外部サーバーから変換装置のIPが送信元に見える。

よくある疑問への答えは?

SNAT DNAT 違いで最初に確認すべきことは?

最初は「変換前のsrc/dst/IP/portを固定」です。 対象と期待値を固定してからshow出力や実通信を取得します。

設定変更前に何を残すべきですか?

設定変更前に何を残すべきですかでは、構成図と設定行を対応付け、投入前の差分、適用後の状態、戻し方まで確認します。

Xポストの内容だけで実機に設定してもよいですか?

送信元・宛先のどちらを変えるかで判断するには?

「SNAT DNAT 違い」を理解するときは、定義だけでなく、構成のどこで処理され、何を観測すれば正否を判断できるかまで整理します。

最後に押さえるのは「変換前のsrc/dst/IP/portを固定」から「NAT log・FW log・server logを時刻で突合」までを1本の手順にすることです。試験証跡には変換前後のIPとポートを両方残す。 これを構成図、config、show出力、試験結果で説明できれば、設計構築の実務でも再現できます。 SNATとDNATの違い|変換するIPアドレスが異なる、構成図で比較するSNAT・DNATの変換前後へ当てはめて確認します。

SNATとDNATの違いを現場で確認するときの完了条件

SNATとDNATの違いの確認は、コマンドが一度成功した時点では終わりません。対象と前提を固定し、正常時との差を観測し、復旧後に既存通信への影響まで確認します。

段階 確認内容 残す証跡
前提 送信元、宛先、プロトコル、ポート、方向、NAT前後のアドレス 対象、構成図、OS・機種、直前変更
正常系 期待する通信・状態と判定値 policy hit数、session/NAT table、許可・拒否ログ、パケット
異常系 一度に一条件だけ変え、症状と観測点を照合 失敗出力、時刻、仮説、次の確認
復旧 原因を戻し、同じ試験と代表的な既存通信を再確認 変更前後、復旧判定、残存リスク

インフラエンジニアが案件で考えること

実案件で「SNATとDNATの違い|送信元・宛先IPの変換を構成図で解説」を確認するとき、最初に現行構成と正常時の状態を保存します。SNATとDNATの違い|変換するIPアドレスが異なる、構成図で比較するSNAT・DNATの変換前後、SNATは送信元IPアドレスを変換する、DNATは宛先IPアドレスを変換するを同じ時刻・同じ条件で取得し、変更や障害の前後を比べます。

SNATは一つのshow出力だけで正常判定しません。社内PCからインターネットへ接続するSNATの例、外部から公開サーバーへ接続するDNATの例、静的NAT・PAT・ポートフォワードとの関係まで追い、構成図と実機の値を照合します。

確認の起点は ip nat inside source list 10 interface GigabitEthernet0/2 overload ip nat inside source static tcp 10.0.0.10 443 203.0.113.10 443 show ip nat translations です。

試験証跡には変換前後のIPとポートを両方残す。

実案件では変換前後のIPとportを構成図、通信要件、試験表へ同じ表記で反映します。NATだけ成功してもFW許可、戻り経路、サーバー待受がなければ業務通信は成立しないため、各観測点のログを時刻で突合します。

例えば、社内PC 10.0.0.10が外部へ出るSNATと、203.0.113.10:443を内部10.0.0.20へ公開するDNATを上下に並べると、変わるフィールドが明確になります。 このとき「show ip nat translations」と「ip nat inside source list 10 interface GigabitEthernet0/2 overload」を闇雲に取るのではなく、どの仮説を確認する出力かを手順書に書きます。対象と時刻がないlogは、後から正常・異常を判断できません。

レビューでは「SNATは内部→外部でしか使わないと断定、NATをセキュリティ機能と断定」を禁止事項にするだけでなく、代わりに確認する資料とコマンドを決めます。試験証跡には変換前後のIPとポートを両方残す。 変更の一部が正常でも業務通信全体が成立するとは限らないため、層の異なる証跡を組み合わせます。

また、ブラウザアクセス、サーバー公開、LB配下の3例を扱う。 この観点を設計書、config レビュー、試験仕様、作業手順の各成果物へ通して反映します。個人の経験に閉じず、第三者が同じ順序で再現できる状態にすることが、設計構築案件の品質につながります。

案件で残す判断と証跡
段階 確認すること 証跡・判断
作業前 作業前の対象、取得時刻、現行値を記録し、設計値または正常時と照合 show ip nat translations
レビュー 変換tableと経路・ACLを取得 構成図・差分・指摘対応
作業後 NAT log・FW log・server logを時刻で突合 ip nat inside source list 10 interface GigabitEthernet0/2 overload
異常時 影響範囲と復旧期限 中止・rollback・判断者

同じ条件でbefore/afterを比較できるようにします。

まとめ

SNATは送信元、DNATは宛先を変換します。切り分けでは変換前後のIP・ポート、変換テーブル、FWの処理順、復路、サーバーログを同じ時刻で比べ、どの観測点からアドレスが変わったかを確認します。

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