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ルーティングは何から勉強する?スタティック・OSPF・BGPの学習順

ルーティングは、IPアドレスとサブネット、デフォルトゲートウェイ、経路表、スタティックルート、経路選択の順で学びます。その土台を実際の構成で確認できてからOSPFへ進み、BGPはAS間の経路制御が必要になった段階で学ぶのが無理のない順番です。

この記事でわかること

  • ルーティングは基礎IP・スタティック・OSPF・BGPの順で学ぶ
  • IPアドレスとサブネットでは同一・別セグメントを判定する
  • 経路表は宛先・プレフィックス・次ホップ・出力IFを読む
  • スタティックルートでは往路と復路を1本ずつ確認する

Xの元ポスト

スタティック、経路表、OSPF、BGPなどを用途と順番を意識して学ぶとよいと説明したポスト。

ルーティングは基礎IP・スタティック・OSPF・BGPの順で学ぶ

最初から複数の動的ルーティングプロトコルを並行して覚えると、経路が選ばれた理由を追えません。各段階で構成図、経路表、実通信、戻り経路を確認できたら次へ進みます。

段階ごとの完了条件
段階 学ぶ内容 完了条件
1. IP基礎 IP、マスク、同一・別セグメント 宛先ごとにARP先を説明できる
2. 経路表 宛先プレフィックス、次ホップ、出力IF 1つの宛先で採用経路を説明できる
3. スタティック 経路追加、復路、障害時の代替 往復通信と切断時の変化を確認できる
4. OSPF 隣接、LSDB、SPF、コスト、エリア 隣接成立と経路登録を分けて確認できる
5. BGP AS、ネイバー、属性、フィルター 受信経路と最良経路の理由を説明できる

IPアドレスとサブネットでは同一・別セグメントを判定する

端末は宛先IPと自分のサブネットマスクを使い、宛先が同一ネットワークかを判定します。同一なら宛先端末、別ならデフォルトゲートウェイのMACアドレスをARPで解決します。この判定を説明できない段階で経路プロトコルへ進むと、端末側の設定ミスとルーター側の経路不足を混同します。

経路表は宛先・プレフィックス・次ホップ・出力IFを読む

経路表では、宛先IPに一致する候補を集め、最も長いプレフィックスを選びます。その一行から次ホップと出力インターフェースを読み、次ホップの到達性と宛先からの戻り経路を別に確認します。

Cisco IOSの確認例
show ip interface brief
show ip route
show ip route 192.0.2.10
show ip cef 192.0.2.10 detail

スタティックルートでは往路と復路を1本ずつ確認する

2台または3台のルーターで、宛先プレフィックスと次ホップを指定したスタティックルートを設定します。ping成功だけで終えず、片側の経路を消した場合、次ホップを誤った場合、戻り経路がない場合を一条件ずつ再現します。

検証環境向けの設定例
! R1から192.0.2.0/24へ到達する例
ip route 192.0.2.0 255.255.255.0 198.51.100.2
show ip route 192.0.2.10
ping 192.0.2.10 source 198.51.100.1

ロンゲストマッチ・管理距離・メトリックの順を分ける

最初にプレフィックス長で最も具体的な経路を選びます。同じプレフィックスを異なる学習元から受けた場合に管理距離を比べ、同じルーティングプロトコル内の候補ではメトリックを比較します。異なる長さの経路を管理距離だけで比較しないことがポイントです。

OSPFは隣接・LSDB・経路登録・収束の順で学ぶ

OSPFは、参加インターフェースとHello条件、ネイバー状態、LSAとLSDB、SPF計算、コスト、エリア、障害時の収束へ進みます。ネイバーがFULLでも目的の経路が登録されるとは限らないため、隣接状態と経路表を別々に確認します。

OSPFの確認例
show ip ospf interface brief
show ip ospf neighbor
show ip ospf database
show ip route ospf

EIGRP・RIPは利用環境に応じて概要と確認方法を押さえる

EIGRPやRIPを採用する環境では、隣接条件、広告範囲、メトリック、経路表への登録を学びます。求人や案件で利用しない段階から全コマンドを暗記する必要はありませんが、OSPFと同じ指標で経路を比べないこと、異なるプロトコル間では管理距離が関係することを押さえます。

BGPは基礎経路選択の後にAS間ポリシーとして学ぶ

BGPはAS番号、eBGPとiBGP、ネイバー確立、経路広告、ネクストホップ、AS_PATHやLOCAL_PREFなどの属性、受信・送信フィルターへ進みます。OSPFの延長としてではなく、どの経路を受け取り、どこへ広告するかを制御する仕組みとして学びます。

検証は正常系を保存してから異常を一条件ずつ作る

パケット Tracer、GNS3、CMLなどで小さな構成を作り、まず正常時の構成図、設定、経路表、ping、tracerouteを保存します。その後、インターフェース停止、次ホップ誤り、OSPF隣接条件不一致、広告漏れを一つずつ起こし、どの出力がどう変わるかを記録します。

学習課題の進め方
STEP 実施内容 完了確認
1 2台構成でスタティックルートを設定 往復の経路とpingが成立する
2 片側の戻り経路を削除 往路だけでは通信が成立しないと説明できる
3 3台構成でOSPF隣接を確立 ネイバーとOSPF経路を確認できる
4 隣接条件を1つだけ不一致にする 正常時との差から原因を特定できる

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次の解説を続けて読むと、今回の内容を隣接する工程や確認方法へ広げられます。

まとめ:経路が選ばれる理由を説明できたら次へ進む

IPとサブネット、ゲートウェイ、経路表、スタティック、最長一致を固め、次にOSPF、最後にBGPへ進みます。各段階で構成図、設定、showコマンド、実通信、復路、異常時の差を残し、自分の言葉で経路選択を説明できることを完了条件にしてください。

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